三溪園 観蓮会
7月21日から8月5日までの土・日曜、三溪園では午前6時に開園、早朝観蓮会が開催されていました。
8月初め観蓮会の最後の週末、朝6時ちょうどくらいに三溪園に到着しました。こんなに朝早くから来ている人はきっと少ないだろうと思っていたのですが、すでに駐車場には10台ほどの車が止まっていました。
正門を入って右側の蓮池は背高く伸びた蓮の葉が一面を覆い、まぁるいその葉の間から薄桃色の蓮の花が顔をのぞかせていました。
泥の中から清らかな花を咲かせることから俗世間から現れた優れた人材にもたとえられる蓮は、三溪園の創設者 原三溪がとりわけ好んだ花だそうです。
蓮は開花するときに「ぽんっ」と音を立てると聞いたことがあるのですが、実際にはゆっくりと静かに開花するので音は聞こえないとのこと。
朝早くに開花し、昼頃には閉じてしまい、花の寿命は3日ほどと短いですが、つぼみをいくつもつけていたので、あとから少しずつ咲き始め、もう少しこの美しい景色は楽しめそうです。
朝日に輝く蓮を眺めながら水辺にたたずんでいると、ふとクロード・モネの「睡蓮」が思い浮かんだのですが、あれは蓮ではありませんね。失礼しました。
そういえば、蓮と睡蓮ってその違いをあまり考えたことはありませんでしたが、蓮はハス科に分類され、睡蓮はスイレン科です(かつては、蓮はスイレン科に属していたそうですが)。蓮が水面から大きく立ち上がって咲くのに対して、睡蓮は水面上で花を咲かせます。開花時期も蓮が盛夏の短い期間であるのに対して、睡蓮は5月から9月の初め頃までと比較的長く楽しめます。
蓮の名前の由来は、花の中心部(カタク)が蜂の巣に似ているところから「ハチス」と呼ばれるようになり、略されて「ハス」となったといわれています。睡蓮にはこのカタクはありません。
三溪園には蓮池の隣りに睡蓮池があるので比較してみるのもいいですね。
現在は、通常の9時開園となっていますが、早起きしてあと少し楽しめる蓮を観に三溪園を訪れてみてください。
8月4日から19日までは「夏の建物公開」が開催され、重要文化財「臨春閣」、横浜市有形文化財「白雲邸」・「鶴翔閣」の内部が公開されています。
余談ですが、上の写真は蓮池からのぞいていた亀、とても人懐こいので驚きました。



