戸塚宿 八坂神社のお札まき
今年も7月14日に戸塚区にある八坂神社で「お札まき」が行われました。
男性十数人が、姉さんかぶりにたすきがけの女装をして唄いながら町を練り歩き、5色のお札を渋うちわで空に撒くというもの。このお札を家の戸口や神棚に貼ると厄霊除けになると伝えられ、人々はこのお札を拾い集めて家に持ち帰るのだそうです。
お札まきは、江戸時代から続く厄除けと五穀豊穣を願う神事で、江戸中期には江戸や大阪でも行われていましたが、やがて消滅してしまい、今では通称「お天王さま」と呼ばれるこの戸塚にある八坂神社だけとなっています。
JR戸塚駅から旧東海道へ出て左へ道なりに少し行くと、右側に戸塚宿澤邊本陣跡の木柱と、明治天皇戸塚行在所(あんざいしょ)と書かれた石碑があります。
そこから数百メートル行った右側に八坂神社はあります。
この日は、関東に台風4号(マンニィ)が近づいていたため、朝から降り続く雨の中でしたが、夕方のお札まきが始まる時刻には、町の人たちが神社にお参りをし、境内に集まってきていました。
雨のため、神社にある舞台を使ってお札まきが行われました。女装した男衆が輪になって♪天王さまは囃すがお好き♪とボテカツラをかぶった音頭取りの風流歌にあわせて踊り手が唱和しながら回ります。
唄が終わると、「正一位八坂神社御守護」と書かれたお札を音頭取りが渋うちわで撒き始め、観ていた大人も子供も嬉しそうに空を舞い落ちるお札をつかんだり、拾っていました。その後、男衆たちは町内を練り歩き、商店や家の前でお札が撒かれました。
昔から続くこのお祭りでは露店もたくさん出て、子供にとって夏の何よりの楽しみであり、大人にとっても子供の頃を懐かしみながら夏の訪れを感じる行事なのだなぁと思いました。



