2007年春節
旧正月の元旦に当たる2月18日、横浜中華街では「慶祝獅子舞」が開催され、沿道を埋め尽くした大勢の観光客を楽しませていた。
旧正月は中国では「春節」と呼ばれ、一年で最も大切な祝日である。この時期は横浜中華街が最も活気付く時であり、様々なイベントが予定されている。
17日の大晦日は生憎の雨であったが、午後10時過ぎには一旦雨が小康状態となり、横浜媽祖廟にて「春節カウントダウン」が行われた。雨天中止と告知されていたため参加者も少なく、恒例の獅子舞演舞も中止であったため、例年と比較すると地味なカウントダウンであったが、0時と共に鳴り響いた爆竹音と紙吹雪には大きな歓声が上がった。その後、日本人を含む多くの参加者が媽祖廟で参拝をした。少し経つとまた小雨が降り出した。まるでカウントダウンが無事終わるのを待っていたかのようであった。
翌18日の元旦、午後には昨晩から降り続いた雨も上がり、中華街には大勢の人が繰り出していた。普段の週末でも大変な人出だが、この日は格別すごかった。県外からと思われる中国系の人たちや欧米系の外国人観光客の姿も多く見られた。春節も「慶祝獅子舞」も知らずに来ている人も多かったが、午後4時に中華大通り入口の「善隣門」で二匹の獅子舞がアクロバットな演舞を始めると、大勢の人が足を止めて見入っていた。
「慶祝獅子舞」は「善隣門」などの各牌楼にて20分程度の演舞を行うため、近くで見ることの出来なかった人は急いで次の場所へと移動する。しかし、演舞が行われる予定の場所は、事前情報を得ていた人たちで溢れており、場所が近い「媽祖廟」と「天長門」の間、「横浜大世界」の付
近一帯は車の通行が出来なくなるなど多くの人でごった返し、一時期騒然となった。
日が落ち辺りが暗くなり、提灯の灯りがいい雰囲気を醸し出していた「関帝廟」では、四匹の獅子舞が関帝廟の階段を降りながら豪快な演舞を繰り広げ、大勢の人々を楽しませていた。
横浜中華街では19日以降もイベントが目白押しである。「媽祖廟」では、中国雑技、京劇、中国舞踊、太極拳、中国歌謡・演奏、獅子舞・龍舞などが14日間にわたって行われる「春節娯楽表演」が開催され、20日には、関平将軍ら人形隊・華やかな皇帝衣装がパレードする「祝舞遊
行」が行われる。
沖縄など一部の地域を除いて日本人には馴染みが薄くなった旧正月ではあるが、この時期の中華街では、中国の文化に奥深く触れることが出来る。「食」だけではない中国を知り得るには絶好の機会と言えるだろう。
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