氷彫刻コンクール
7月22日、中区の伊勢佐木モールにて「第42回 氷彫刻コンクール」が開催された。曇りであったため気温もそれほど高くなく、氷彫刻には適した陽気であった。
一般的に氷彫刻と言えば、大きな宴会などの宴を華やかにするための飾り物として認識されているが、これは立派なアート、瞬間の芸術である。短い時間で創作し、写真や映像でしか作品を残すことが出来ない。
参加者は20名程度。ホテル、宴会場関係の人がほとんどであった。
前職がホテルマンであった私にとっては、氷彫刻は非常に身近なものであったが、驚いたことにこのコンクールにも以前努めていたホテルの先輩、後輩が出場していた。残念ながら優勝は出来なかったが、2名が上位入賞したのは嬉しかった。
スタートは午後3時、創作時間は1時間、時間との戦いである。伊勢佐木モールの1・2丁目に均等に設けられたスペースの周りには、すぐに人だかりが出来ていた。
さて、優勝したのは老舗の会員制クラブ、「東京アメリカンクラブ」の遠田 稔さんの作品「ハイッ!新聞」であった。手に新聞を持った少年と犬の姿は、まるで生命が宿っているかのようだ。特に犬は喜んでいる様子が伝わってくる。
2位は「肉と氷のあかさか」の城戸慎二さんの作品「天まで・・・」。まさに少し前に流行ったイナバウアーであったが、曲線美が素晴らしい。個人的には一番のお気に入りである。
3位は「富士屋ホテル」の長野通教さんの作品「只今メール中」。優勝の「ハイッ!新聞」もそうだが、この作品も仕事上で制作することはまずないであろう。風になびくように上を向いている後ろ髪が近未来的な雰囲気を演出している。
以上が上位3位までの作品であったが、これ以外にも素晴らしい作品が数多くあった。普段の仕事の延長上にあるような作品よりも、独創的な作品が上位入賞となったのは興味深い。
これらの傑作も数時間で消えて無くなってしまうのが本当に残念だ。



