みなとみらい21地区を眼下に見下ろす野毛山動物園で、今年も大人気の夏の一日飼育体験が行われました。
この日は100名を越える応募の中から抽選で選ばれた中学生の子供たち20名が参加していました。
この野毛山動物園の飼育体験はもう30年以上続いているそうです。
まず初めに、大坂園長さんのご挨拶があり、その後、動物園の役割・自然保護についてのわかりやすい講義が行われ、いよいよ実際の飼育体験!
それぞれ班に分かれて、まずは動物たちにあげるエサの準備から。包丁で野菜を切る手つきがちょっと危なっかしいけど、飼育係の方もそこは慣れたものといった感じで、切り方を面白く、わかりやすく指導していました。

エサの準備が整うと、獣舎の中の掃除とエサやり。普段は入るこのできない動物の寝室などもみんなで一生懸命にきれいにしました。
掃除をしながら、飼育係の方にその動物の生態や動物たちの普段の生活の様子なども聞くことができました。写真はフタコブラクダのツガルおばあちゃんの獣舎での様子と、アムールトラのメイメイさんの寝室の掃除の様子。
昼食後、午後はまず昨年2005年12月17日に生まれたキリンの赤ちゃん(名前は「キリリン」)の授乳を見学。こちらは一般の来園者も見ることができるので、観たい人は13時15分近くなったらキリン運動場の前で待機していましょう!ただ、キリリンは1リットルのミルクをあっという間に飲んでしまうので、見逃さないように気をつけてね!
その後、研修室に戻って、タヌキの足型作りと吹き矢作りを体験。
動物の足型取りは、野外調査でその地に生息する動物の種類を特定するために役に立つため、動物の足型を記録する方法として一般的な方法。
治療薬、予防ワクチンや麻酔薬などの注射に使われる吹き矢は、離れた場所から猛獣などに注射をすることができるのと、動物たちに“捕まえられる”というストレスを与えずにすむという利点があるそうです。
普段は、動物園に行っても格子を隔てて見ているだけだった動物たちをとても身近に感じることのできる貴重な一日体験でした。
飼育係の方の説明を聞く子供たちの真剣な表情と動物たちと触れ合う中で自然とこぼれる笑顔がとても印象的でした。
一日飼育体験の講義の中で特に印象に残ったのは、「地球上の生物すべてを乗せた地球号は、太陽の周りを周りながら、毎日部品をぽろぽろと落としていっている。そのままにして部品が無くなってしまっていったら、いつかは壊れてこの地球号は墜落してしまう。どうしたらいいのかな。乗組員のサルに「おい!修理しろ」って言っても無理だよね。私たち人間が修理しないとね。」ということばでした。自然環境の保護の大切さをとても感じました。
今回訪れて、野毛山動物園ではアニマル・ペアレントを募集していることを知りました。
「アニマル・ペアレント制度」とは、私たちが動物と動物園の「里親」になることができる制度で、寄せられた寄付は、動物たちの飼料費や、種(しゅ)の保存、国際交流活動などの、動物園の特色ある活動のために充てられます。
「アニマル・ペアレント制度」について
今年で開園55周年を迎える野毛山動物園では、さまざまなイベントが開催され、動物たちにも新しい仲間が増えています。
7月15日~9月3日までは、夏の企画展として「野毛山おどろき!て・あし展」が開催されていて、「てあしクイズラリー」や「解説パネル掲示」などを通して、動物たちの「手・足」について楽しく学ぶことができます。
また、マダガスカル島にしか生息していない希少なリクガメのヘサキリクガメが、一般公開されています。国内ではここ野毛山動物園でしか観ることができないので、是非観ておきたいですね。
一日飼育体験の様子はハマテレビにて近日公開!
野毛山動物園
横浜市西区老松町63-10
電話 045-231-1696
開園時間:9時30分から16時30分
(入園は16時まで)
休園日:毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)
※年末年始のお休みは12月29日~1月1日
入場料:無料
アクセス:JR 根岸線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅下車 徒歩15分
また桜木町駅から市営バス89系統「一本松小学校」行きに乗ると「動物園前」下車すぐ
京浜急行「日ノ出町駅」下車 徒歩10分
環境創造局 野毛山動物園サイト