三渓園 蛍の夕べ
三つの渓谷にまたがる庭園、横浜の本牧にある三渓園へ行きました。
6月初旬の週末、今年は6月2・3・4日、9・10・11日の6日間に「蛍の夕べ」ということで三渓園は21時まで(平常日は17時まで)開園されていて、園内の大池の上流でホタルを観賞することができます。
毎年、その混雑ぶりはうわさには聞いていましたが、この日もかなりの人が訪れていました。
正門を入るとすぐ目の前に広がる大池には、花菖蒲が見ごろを迎え、水際を美しく彩っていました。
「晴れ時々曇りの夏日」と言われていた天気は、夕方から曇りはじめ、私たちが三渓園に着いた頃から小雨がぱらつき始めていました。近くを歩いていた小さな男の子が「天気予報の嘘つき!」と空に向かって叫んでいましたが、私もそんな気持ちでした。あの子も今日ホタルを見るのをきっと楽しみにしていたのでしょうね。
大池の上流、川音の聞こえる辺りで暗くなるのを待ちました。雨も大降りになることなく、いつの間にか止んでいて、だいたい7時半前後の辺りが暗くなった頃、川辺をふんわり飛ぶ無数のホタル、目の前の植え込みの葉の上で静かに光を放つホタル、頭上のもみじにとまって光るホタルと、知らぬ間に至る所にホタルが・・・。数十匹のホタルがほんのりとした光を放ちながらふんわりと川辺を漂う様子は幻想的で、束の間夢を見ているような不思議な感覚でした。
光っているのは成虫になった雄(オス)のホタルで、光を放って木や草にとまっている雌(メス)に合図を送っているのだそう。ホタルの成虫としての寿命はわずか3日~1週間くらい、外敵も多いためわずかな期間しかお互いに出会うチャンスはありません。幼虫の時に水の中で生活するホタルにとって、きれいな水は不可欠。ホタルの生息できるきれいな水のある環境がもっと増えるといいなぁ。
ライトアップされた三重塔はとても厳かな感じで、昼間とはまた違った姿を見せていました。今日は夜の三渓園を満喫しました。
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