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野毛の美空ひばり像

noge.jpg大道芸の舞台で有名な野毛はJR桜木町駅から近いが、みなとみらい側とは違い下町の風情が魅力である。
老舗の小料理屋や居酒屋などの飲食店が多く、風俗店も数件あり盛り場の雰囲気が漂う。昼間は人通りが少ないが、夜は明るい笑い声が店先から通りまで響き渡る。独特な味わいを持ったこの町並みに引きつけられてくる人は多い。日本的な情緒が残っているのは、ここが戦後米軍に接収されなかったことにも関係していると思われる。

misora.jpg戦後の混乱期、ここは闇市として栄えていた。この時代に横浜市磯子出身の美空ひばりは、かつてここにあった「横浜国際劇場」から本格デビューし、1949年には野毛周辺が舞台となった映画「悲しき口笛」に初主演した。同名テーマ曲は大ヒットし、彼女はこの映画で一躍スターダムへとのし上がった。まだ愛らしい少女であった彼女の歌声は敗戦の絶望にあった人々に勇気を与えたと言われている。
これに因んで、野毛大通りの横浜国際劇場跡には「美空ひばり像」が建てられた。銅像はここで活躍していた少女時代の頃の彼女である。

テレビで放映された彼女の特集等でこの映画の一部を見たことがあるが、この時代の野毛及び戦後の横浜を知るために改めて見たいと思う。

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